しゅーかつ!Mami 夢 Memo

プレ就活生のメモ的奮闘記(その他オムニバス)

【小説レビュー】大学生のリアルな日常と儚い恋の物語

こんにちは、梅雨で髪がハネまくりのmamiです。

 

もう6月。時間の流れは速い…

進級したてのウキウキ感がだいぶ薄れてきました。

 

サークルの後輩たちも講義の受け方を覚えてきたのか、

高校生→大学生へのシフトがかなり進んでおります。

 

高校からいきなり大学に飛び込むと、

あまりの環境の変化についていけないことが多いです。

 

そして知らないうちに周りや先輩のふるまいを見て、

自然と大学生としての生きる術を学んでいきます。

 

で、私のように上級生になってから、

「ああ、入学したてはフレッシュだったなあ」と振り返るのです。

 

大学一年目の初々しさを垣間見る一冊

「大学生のノリに戸惑う」

「大学生特有の言い回し」

「大学内の施設を探検するワクワク感」…

そんな「大学あるある」が面白いほど盛り込まれた小説を発見しました。

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僕はまた、君にさよならの数を見る - 霧友正規/カスヤ ナガト(富士見L文庫):電子書籍ストア - BOOK☆WALKER -

「僕はまた、君にさよならの数を見る」。

タイトルがちょっと不思議ですよね。SFっぽい感じです。

 

確かにそれらしいポイントはいくつか出てくるのですが、

メインは思いっきり恋愛小説です。

 

主人公を取り巻く「大学」という環境

医学部へ入学する僕は、桜が美しい春の日に彼女と出会った。明るく振る舞う彼女に、冷たく浮かぶ“300”という数字。それは“人生の残り時間が見える”僕が知ってしまった、彼女とのさよならまでの日数で――

僕はまた、君にさよならの数を見る - 霧友正規/カスヤ ナガト(富士見L文庫):電子書籍ストア - BOOK☆WALKER -

この紹介分からわかるとおり、

主人公は大学の医学部に入学する1年生です。

 

この主人公と、「彼女」との関係が深まっていく恋愛模様と、

300という数字―この日数が大きなカギを握りますが―の展開が

物語の主流になっています。

 

このストーリー展開もドキドキで切なくて夢中になってしまうのですが、

それ以上に私が引き込まれたのが、

この小説には「大学生の実態」が生々しいほどリアルに描かれているということです。

 現役大学生ならば「あるある!うちの大学にも!」という要素がたくさん詰まっているのです。

 

大学内の施設

大学内には食堂や書店、図書館など多くの施設があります。

 

大学に入りたての頃は、空き時間に大学中を探索して感動の嵐。

この小説にも、空き時間に友達と食堂で過ごすシーンや、学内の鮮明な描写が

いくつか登場します。

大学祭

学校行事としてどの大学にも共通するのが「大学祭」でしょう。

模擬店や展覧会、ステージイベントまで、

大学全体で盛り上がり、夜まで続きます。

物語では、大学祭をきっかけに「彼女」との関係が大きく変化します。

 

 「彼女」の存在×大学生活

とはいえ、これはあくまで物語を支える背景。

 

最終的に作品のメインテーマである「彼女」との距離が、

大学生活のありふれた、でも決定的な場面で、

少しずつ縮まっていく所に主眼を置いています。

 

私が列挙したような「大学あるある」だけを描くのではなく、

しっかりとメインに「彼女」の存在があるからこそ、

主人公の毎日が鮮やかに変わっていくのだと思います。

 

大学生のリアルな日常を、美しくはかないストーリーとともに感じとる―

そんな体験をしてみたい方は、ぜひ書店で探してみてください。