しゅーかつ!Mami 夢 Memo

プレ就活生のメモ的奮闘記(その他オムニバス)

「大エルミタージュ美術館展」~女帝も愛した名画を100倍楽しむ~

こんにちは、mami(@mm_exchan)です。

 

今月1日から、愛知県で素晴らしい展覧会が

行われています。

「大エルミタージュ展」の画像検索結果

「大エルミタージュ美術館展」。

場所は栄にある愛知県美術館です。

 

この大エルミタージュの作品展は、

東京の六本木、愛知の栄、そして神戸と場所を移動しながら

開催されるそうです。

 

私もちょうど昨日、

栄に行って一通り楽しんできました。

 

今回はこの展覧会の

作品展の詳細なコンセプトや見どころ、

同時開催の常設展についてまで、

ただ見に行くよりも100倍楽しめるポイント

余すことなくご紹介したいと思います。

 

【目次】

 エルミタージュ美術館とは?

エルミタージュ美術館は、

ロシアのサンクトペテルブルクにある美術館。

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引用元

 外観からわかるとおり、とても大規模な美術館です。

 

さらに驚きなのは、内装です。

「エルミタージュ美術館」の画像検索結果

引用元

豪華絢爛!もはやお城です。

シンデレラが今にも駆け下りてきそうな

「大使の階段」は、一度は訪れてみたいスポットです。

 

王宮のような装飾になっているのはなぜなのか?

それは、この美術館の展示品が

もともとロシア帝国の王様のコレクションだったからなのです。

 

女帝のコレクションがずらり

エルミタージュ美術館の所蔵品は、

かつてロシアの大帝と呼ばれた女帝、

エカチェリーナ2世という人物のコレクションでした。

 

女帝はヨーロッパ、特にフランスの文化に

強いあこがれを抱いていたようで、

欧州各国の絵画を買い集めていたそうです。

 

そして、それを知人たちにご披露したのが、

エルミタージュ美術館のルーツといわれています。

 

そんな彼女が収集した作品は、

著名な西洋画家、「オールドマスター」

貴重な一品ばかり。

 

レンブラント

歴史の教科書で「夜警」という作品を

目にしたことはありませんか?

 

レンブラントはオランダのバロック期を

生きた画家。

明暗の描き分けがはっきりしているのが特徴です。

 

ルーベンス

ルーベンスは、フランドル地方を代表する

これまたバロック期の画家。

 

ルーベンスの絵画を一躍有名にしたのは、

カルピス劇場フランダースの犬ではないでしょうか?

「フランダースの犬 ルーベンス」の画像検索結果

引用元

 

フランダースの犬の最終話、

吹雪の中教会を訪れたネロが覆いを取っ払って

「どうしても見たかった絵」…これこそが

ルーベンスの大作、「キリストの降架」なのです。

もちろんこの絵は現在も教会に飾られています。

ベルギーのアントワープ聖堂です。

 

ルーベンスの肉肉しい人物描写は、

見ていてインパクトがあります。

展覧会にあるのは「キリストの降架」ではありませんが、

十分な見ごたえを得られることでしょう。

 

 宗教画を楽しむポイント

今回の展覧会、特に前半部は、

聖母マリアや預言者モーセ、キリストにヨハネなど、

宗教画の数が多いです。

 

こうした宗教画が続くと、

「なんか皆同じ人ばっか描いてる…」と

マンネリ化を感じてしまう方もいると思います。

 

(もちろん今回の作品はどれもしっかりとした

作風があるので見飽きることはありませんが…)

こうした宗教画には、いくつか楽しむコツがあります。

 

宗教的なモチーフ、シンボルを探す

宗教画には、一見すると変哲のないものが、

実は聖書に基づくあるものを暗示していた、

というケースがあります。

 

例えば、こちらの絵画。

「大エルミタージュ展」の画像検索結果

引用元

 

東京で大エルミタージュ展が開催されたときのポスターです。

もちろんこの絵画も愛知県美術館に展示されています。

 

この絵画で、幼子イエスが手に持っている

(もしくは上にたくさん生っている)のが

リンゴです。

 

キリスト教において、リンゴは原罪を表します。

アダムとイブがリンゴの実を食べたせいで

楽園を追放された話がルーツです。

 

※アダムがリンゴをのどに詰まらせたため、

「のどぼとけ=Adam's Apple」になりました。

面白いですよね。

 

この他にも、鳩は精霊、パンとワインはキリストの体と血、
羊は犠牲を意味しています。

 

こうした隠れモチーフを探してみると、

グッと絵画との距離が縮まるかもしれません。

 

キリスト教の逸話をかじっておく

これは私も最近学んだ話なのですが、

キリストが馬小屋で生まれたとき、

真っ先に礼拝に来たのは洗礼者などではなく、

羊飼いたちだったというエピソードがあります。

 

エルミタージュには、

羊飼いたちがキリストの誕生を目の当たりにする

絵画が飾られていました。

 

これは宗教画に限ったことではなく、

歴史的背景や神話などを少し勉強してから行くと、

絵画の理解度がグンと上がって感動します。

 

絵画だけじゃない!音声解説をぜひ利用して

美術館ではおなじみの音声解説。

 

絵画の横に書かれている説明文よりも、

詳しく、そして面白い話が聞けるのでお勧めです。

 

そして近年の音声解説では、

ナレーターに著名なタレントさんを起用するように

なってきました。

 

「大エルミタージュ展 音声解説」の画像検索結果

引用元

 なんと今回は、芸人でありながら大ヒット小説「火花」を

生み出した又吉直樹さん。

 

絵画に対する評論を淡々と述べつつも、

自身が愛するロシア文学と絡ませたり、

「台本通り」感のないその場で感じた評価を

面白おかしくつぶやいていたりと、思わず聞き入ってしまう

魅力的な音声解説です。

 

ぜひ利用してみてください!

 

~番外編~常設展も見逃せない

さて、エルミタージュでも十分お腹いっぱいに

なるのですが、

一緒に入れる常設展にも

ぜひ足を運んでください。

 

www.asahi.com

常設展は意外と足を運ぶ人が少ないのですが、

今回のこのバルテュス作品は大きな目玉になるそうなので、

ぜひこの機会に一度鑑賞してみてください。

 

私も見てきましたが、

少しミステリアスでひんやりとした、

でも引き込まれるような魅力がありました。

 

女帝に招かれし客人になろう

エルミタージュ美術館は、

オールドマスターの重厚な作品が連なっており、

愛知県にいながら

エカチェリーナ2世の自室に招かれたような

ゴージャスな気分に浸ることができました。

 

かつて女帝も、

誇らしげな顔でこの名画たちをみせていたに

違いありません。

 

さあ、皆さんも美術館…いや、

ロシアの女帝のコレクションルームへ、

足を運んでみませんか?